全国で劇場を展開する複数のシネコン大手が、映画鑑賞料金を6月から改定する。一部系列は一般料金を26年ぶりに値上げし、現在の1800円(税込み)から1900円(同)に。ネットフリックスなどの動画配信サービスの利用が広がり、家庭でも格安で映画が見られる今、なぜ改定に踏み切ったのか。
全国66劇場のTOHOシネマズが3月、一般料金のほか、レディースデイやシニアなどの割引料金を「100円値上げ」と表明。すると109シネマズなど18劇場を運営する東急レクリエーションも、ほぼ同様の値上げを発表して追随した。
【表】主要シネコンの新しい料金体系
ただ、松竹系と東映系は一般の値上げは都心の一部劇場のみで、割引料金の値上げが主。シネマサンシャインも7月1日から割引料金だけを100円上げる。
値上げの理由は各社とも「人件…