河野太郎外相は1日、5月31日にあったロシアのラブロフ外相との会談中、米朝協議を担当していた北朝鮮の金赫哲(キムヒョクチョル)・対米特別代表が処刑されたらしいというメモが事務方から入ったことを明らかにした。ラブロフ氏とは「おっかない」「少なくとも我々は処刑されることはないからよかった」などと話したという。
高知県四万十市での講演で語った。河野氏は「交渉に失敗して責任者が処刑されてしまうと、次の人はどうするのか。あいつを処刑したからお前がやれと言われたら、私だったら逃げる」とも述べた。
河野氏は5月31日の記者会見で金氏が処刑されたとの報道について問われた際には「真偽を含め情報をしっかり分析、確認したい。北朝鮮の公式発表でもないので、それ以上のことを申し上げるのはあまり適当ではない」と述べていた。(清宮涼)