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強気のイラン、欧州に最後通告「何もしないなら次に…」

米国とイランの緊張が高まる中、安倍晋三首相が12日からイランを訪問する。緊張緩和に向けて欧州もイランへの外交的働きかけを活発化しているが、イランは強気な姿勢を崩していない。


「イランは核合意の義務を果たしてきた。合意にとどまるか、離脱するかは当事国の行動次第だ」


イランのザリフ外相は10日、テヘランでドイツのマース外相と会談した後、記者会見でこう強調した。経済的利益の保証を要求した形だ。


イランと英独仏などの核合意当事国は、米国の制裁を回避する貿易取引支援機関(INSTEX)を立ち上げた。だが、先月に始まったイラン産原油の全面禁輸で、イランの原油輸出は激減したほか、INSTEXも期待通りには機能していない。


業を煮やしたイランは、核合意の一部履行停止などを宣言。原油取引で改善が見られなければ本格的な核開発の再開を示唆し、欧州側に事実上の最後通告を突きつけていた。


イランは期限を7月上旬に設定…


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