鋳物メーカーの愛知ドビーは18日、名古屋市中川区の中川運河沿いに12月上旬に体験型複合施設「バーミキュラビレッジ」を開業すると発表した。総事業費は15億円。レストランやカフェ、料理教室などを自社が展開し、年間22万2千人の来客を見込む。
バーミキュラは密閉性が高く、食材から出る水分だけで調理できる鋳物として人気が高い。新施設はJR名古屋駅から南西約2キロの場所にできる。レストランやベーカリーカフェが入るダインエリア(敷地面積約2300平方メートル)と、バーミキュラの旗艦店や料理教室などが入るスタジオエリア(約2千平方メートル)を建設する。
鋳造からホーロー加工までバーミキュラの製造工程も見学できる。ミニチュアのバーミキュラ作りも体験できる。