愛知県内のスーパーのゲームコーナーから4月末、人気ゲーム「太鼓の達人」の太鼓部分が盗まれた事件で、愛知県警は20日、愛知県などの16~18歳の男子高校生3人を窃盗の疑いで書類送検した。県警への取材で分かった。
西枇杷島署によると、高校生3人は4月29日、同県北名古屋市内のスーパー内にあるゲームコーナーで、太鼓をたたいて遊ぶリズムゲーム「太鼓の達人」の太鼓の部分を盗んだ疑いがある。太鼓はボルトで固定されていたが、少年らは工具を使って太鼓を台座から取り外し、袋に入れて持ち去ったという。
その後、ゲームコーナーの運営会社が、少年らが太鼓を盗んでいる映像をツイッターで公開。5月3~4日、高校生3人が署に出頭した。調べに対して、「持ち帰ってみんなで遊ぶつもりだった。売却目的ではない」と説明しているという。高校生は、1人が愛知県、2人が関東に住んでおり、ツイッターを介して知り合い、犯行を計画したという。
「太鼓の達人」をめぐっては、同様にゲームの太鼓が盗まれるなどの事件が発生しており、県警と警視庁は窃盗容疑で別の高校生らを逮捕している。