「同性愛者には地獄が待つ」。オーストラリアで、こんな投稿をして多額のプレー契約を解除された豪ラグビーのスター、イズラエル・フォラウ選手(30)の言動が物議を醸している。先週には不服を申し立てる法廷費用の寄付を資金調達サイトで募集。難病の治療費を募ることが多いサイトの趣旨にそぐわないとの批判が集まった。このサイトを運営する会社は24日、サイト内のフォラウ選手のページを閉鎖し、集まった寄付を返金すると発表した。
キリスト教徒のフォラウ選手は、聖書は同性愛を認めていないとして、インスタグラムに「飲んだくれ、同性愛者、姦通(かんつう)者、泥棒」などには「地獄が待つと警告する」と投稿。豪ラグビー協会は5月、「人種や出身、性別に関係なく、誰もが歓迎される権利がある」と問題視し、代表選手の行動規範違反でフォラウ選手との契約を解除した。豪メディアによると、2022年までの4年間で400万豪ドル(約3億円)の契約だった。豪代表のフルバックで代表キャップ数73を持ち、9月からの日本でのW杯でも注目の選手だった。
だが、契約解除についてフォラ…