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昨年7月の西日本豪雨では、東海3県で唯一、岐阜県で死者が出た。あれから1年。一人の犠牲者も出さないためには、どうしたらよいのか。被災地で模索が続いている。 西日本豪雨から1年 「今日はすべてをさらけ出す覚悟で来ました」 西日本豪雨で大きな浸水被害が出て、死者も出た岐阜県関市上之保地区。5月26日、県などが企画した減災を考える催しで、市の防災担当者が当時の反省点を包み隠さず話した。 昨年7月8日未明、地区を流れる津保(つぼ)川が氾濫(はんらん)した。市が避難指示を出したのは氾濫後。市は、川の水位情報をパソコンで監視し、一定の水位を超えた場合に避難情報を出すマニュアルを作っていたが、津保川上流部には避難を判断するための水位を定めておらず、避難指示が遅れた。 関市は平成の大合併で、市域が… |
「自分ごと」の防災模索 西日本豪雨で犠牲者 岐阜・関
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