SNSを見ると、多くの若者が自宅で使っている顔面偏差値の高いキッチン用品を紹介している。
北京の家具量販店・イケアやレシピアプリ・下厨房のオフラインショップ、家具店・NOMEなどへ行くと、バラエティーに富んだカラーや柄、また、ユニークな機能があるキッチン用品を、多くの若者が品定めしたり、購入したりしていた。
下厨房(北京藍色港湾店)のグルメ担当・孫琳さんは取材に対して、「来店客のほとんどが、グルメや料理が大好きな若者。そのような若者が一目で気に入るのは顔面偏差値の高い商品で、『新商品か?』とよく聞かれる。小紅書や微博(ウェイボー)などのプラットフォームで紹介されているネットで人気を集める商品に多くの人が注目しているのと同じだ。それをまず聞いてから、商品の機能や価格などを比較している」と説明した。
孫さんによると、今年の夏、日本の人気アニメ「ちびまる子ちゃん」に登場するかき氷機が飛ぶように売れたという。外形、色などがそっくりで、見た目がいいだけでなく、多くの人が子供の頃の思い出を蘇らせた。また、「ちびまる子ちゃん」を見たことがない子供たちの間でも人気を博したという。
キッチン用品が新しい交流ツールに
「全ての種類のキッチン家電を通して当社が表現したいものを表現できる」、「適盒は、都市の新中流階級向けに生まれた顔面偏差値の高い家電のブランド」。小型家電ブランド「適盒」の加熱式弁当箱「A4BOX」の微信(ウェイボー)公式アカウントには、その創立から今に至るまでの3年間を記した文章が最近アップされた。