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【国際観察】新型コロナワクチンでも防げない米国の「人種病」

AP通信の最近のレポートによると、米国のアフリカ系及びヒスパニック系住民は、総人口に占める割合に比べて新型コロナウイルスワクチンの接種割合が低い。例えばメリーランド州では、アフリカ系は州人口の30%を占め、医療従事者では40%に達するが、ワクチン接種を受けた人々の16%を占めるに過ぎない。フィラデルフィアやシカゴでも、ワクチン接種において人種による不平等が存在する。(文:覃川。人民網掲載)


米国の感染症専門家、アンソニー・ファウチ氏は「今回の新型コロナの大流行が通常と異なる点は人種間の不平等だ」と直言した。米国科学アカデミー紀要(PNAS)によると、米国では新型コロナの流行下で、アフリカ系及びヒスパニック系人口の減少数が白人の3~4倍に達している。また、平均寿命(出生時の平均余命)はアフリカ系で約2年、ヒスパニック系で約3年短くなった。これは黒人と白人の平均寿命格差がこれまでの3.6年から5年以上へと、40%近く拡大したことを意味する。


米国に長年にわたり存在する構造的な人種差別が、経済や医療、刑罰、司法、雇用、住宅、政治参加、教育など各面で不平等を引き起こしてきたことは、数多くの事実によって明らかになっている。ピュー・リサーチセンターの統計によると、2020年の不動産所有率は白人家庭が75%、アジア系家庭が61%であるのに対して、アフリカ系家庭はわずか46%となっている。教育面では、25歳以上で高卒以上の学歴を持つ人々は白人で95%、アジア系で92%に達するのに対し、アフリカ系では90%となっている。


米国の歴史において、人種差別問題は常に存在し続けてきた根深いものと言える。過去において黒人は奴隷にされ、残酷な条件下で働かされた。1960~70年代になってようやく形式上の公民権運動が始まった。過去40年間、アフリカ系労働者の失業率はずっと白人の約2倍であり、世帯所得の中央値もアフリカ系は白人より25~45%低かった。いまだに黒人に対する差別が存在し、人種間の対立は日増しに激化してさえいる。「アメリカンドリーム」を追いかける道において、エスニック・マイノリティが白人と同じスタートラインに立てたことはない。


バイデン米大統領は人種差別解消を任期内の4大優先課題の1つに挙げており、就任当日には米国で「400年近く続く人種的正義を求める叫び」に言及した。先日には、新型コロナ流行下のアジア系米国人への人種差別を強く非難する大統領令にも署名した。現在においても、「全ての人間は生まれながらにして平等」とする米国の基本理念と人種差別という醜い現実が対立する状況が続いている。米国が「団結」と「癒し」を手にするまで、依然としてその任は重く、道は遠いと言えるだろう。(編集NA)


「人民網日本語版」2021年2月8日


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