世界石炭協会技術委員会副会長、中国石炭工業協会副会長、中国石炭学会理事長の劉峰氏は8日、第6回中国国際石炭クリーン・高効率利用展覧会の開幕式で、「全体的に見ると、中国の石炭消費の85%以上が、クリーン・高効率利用と超低排出をほぼ実現している」と述べた。科技日報が伝えた。
劉氏は次のように説明した。
「石炭のクリーン・高効率利用は、中国の石炭産業発展が避けては通れない道だ。石炭の生産・輸送・消費などの各部分で近年、グリーン・低炭素生産と新技術・新プロセス・新装備のクリーン・高効率利用が力強く推進されており、一連の重大な成果があった」
「2019年末現在、中国の原炭入選割合は73%を超え、原炭入選総量は28億トンを超えている。9割近くの石炭火力発電機が超低排出を実施し、エネルギー効率が大幅に上がっている。一部の石炭火力発電機のエネルギー消費量が世界のトップ水準に達している。従来の石炭化学工業の大型合成アンモニア業界が、石炭高温ガス化技術に全面的に高度化している。新興の現代石炭化学工業の高度化モデルプロジェクトが、煙の超低排出、汚染水のほぼゼロ排出、VOCsガバナンスを全面的に実現した。コーキング、中・大型産業用ボイラー、工業炉が全面的に超低排出改造を行っている。民間用・分散型の石炭使用量が2億トン内に減少している」
「全体的に見ると、中国の石炭消費の85%以上が、クリーン・高効率利用と超低排出をほぼ実現している。石炭生産の集中度が大幅に上がり、炭鉱の「三廃」と地盤沈下した土地の改良・ガバナンス水準が絶えず向上している。ガーデン型、環境にやさしい型の炭鉱が次々と生まれ、中国経済の質の高い発展に堅固なエネルギーサポートを提供している」(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月9日