自衛隊練習機墜落事故 緊急脱出を行う間もなく墜落か——贯通日本资讯频道
您现在的位置: 贯通日本 >> 资讯 >> 政治(日语) >> 正文
自衛隊練習機墜落事故 緊急脱出を行う間もなく墜落か

14日、航空自衛隊の練習機が愛知県犬山市にある池に墜落した事故で、機体から緊急脱出を行った場合に発信される救難信号は確認されていないことが関係者への取材で分かりました。自衛隊は緊急脱出を行う間もなく墜落した可能性があるとみて、当時の詳しい状況の確認を進めるとともに、行方不明になっている隊員2人の捜索を続けています。

14日午後3時すぎ、航空自衛隊のT4練習機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落しました。

航空自衛隊は15日、機体に乗っていたのは宮崎県新田原基地の第5航空団に所属する井岡拓路1等空尉(31)と網谷奨太2等空尉(29)だと明らかにしました。

井岡1尉は後方の座席に、網谷2尉は前方の座席に座っていたということですが、機体はいずれの座席でも操縦ができ、当時、どちらが操縦していたかは確認中だとしています。

また、これまでのところ、2人の発見には至っていないということです。

T4練習機には手動で緊急脱出を行うための装置があり、緊急脱出を行った場合には自動で救難信号が発信されますが、今回、救難信号は確認されていないことが複数の関係者への取材で分かりました。

また、緊急事態を知らせる交信も確認されていないということで、航空自衛隊は、緊急脱出を行う間もなく墜落した可能性があるとみて、当時の詳しい状況の確認を進めるとともに、2人の捜索を続けています。

1989年製造のT4練習機 大規模改修も

航空自衛隊によりますと、墜落したT4練習機は36年前の1989年に製造されたということです。

6年前の2019年には、別のT4練習機が離陸後にエンジン内部の部品が損傷するトラブルが起きたことから、およそ200機ある同型機についてエンジンの部品を交換するなど大規模な改修を進めていて、今回、墜落した機体も改修を終えていたということです。

14日、飛行前に行った点検では機体に異常は確認できなかったとしています。

午前9時すぎ ダイバーが救助へ

航空自衛隊の練習機が墜落した愛知県犬山市の入鹿池に設けられた捜索拠点には、夜を徹して活動していた自衛隊に加え、午前8時すぎから警察や消防も集まりました。

午前9時すぎには、ダイバーがボートに乗って救助に向かう様子が見られました。

墜落機の飛行計画

航空自衛隊によりますと、墜落したT4練習機は愛知県の小牧基地から宮崎県の新田原基地に向かう飛行計画を立てていました。

具体的には、風向きの関係で小牧基地を北に向けて離陸したあと東の方向に時計回りに旋回し、入鹿池周辺の上空を通過します。
そして知多半島の方向に向かい太平洋上に出たあと、西へ飛行し、紀伊半島の先端や四国の南側を通過して新田原基地に着陸する計画だったということです。
今回の飛行について、航空自衛隊は「計画から外れた飛行はしていなかった」としています。

中谷防衛相「事故原因 究明していく」

 

中谷防衛大臣は、参議院外交防衛委員会で「国民に心配をおかけしていることについて、改めておわびする。搭乗員の救助に全力を尽くすとともに、機体の回収に努めていく。事故原因は現時点で明らかになっていないが、究明していく」と述べました。

そして金子防衛政務官を現地に派遣し、事故状況の確認や関係自治体への対応などにあたらせていると説明しました。

また中谷大臣は、墜落した機体にフライトレコーダーやボイスレコーダーが搭載されていなかったことを受けおよそ200機ある同型機のうちフライトレコーダーなどがない60機程度への搭載を急ぐ考えを示しました。

T4練習機のものとみられる破片公開

 

航空自衛隊は、愛知県犬山市の入鹿池で見つかったT4練習機のものとみられる破片を写した写真を公開しました。

このうち、薄い青色の塗装の破片は、内側の茶色の素材とみられる部分が一部むき出しになっています。

また池の岸辺では、機体の一部とみられる破片が水面に浮いている様子が確認できます。

金子防衛政務官 犬山市の原市長に陳謝

きょう(15日)午後、金子防衛政務官が現場の池を訪れ、捜索の様子を視察したあと、犬山市役所で原欣伸市長と面会しました。

この中で金子政務官は、「多大なご迷惑とご心配をおかけして大変申し訳なく思っている。入鹿池は日本でも有数の農業ため池であり、これから稲作に必要な農業用水と理解している。機体から流出している燃料などの影響も最小限にするべく全力で取り組む」と述べました。

これに対し原市長は「事故が起きたことは誠に遺憾だ。まず私たち犬山市として捜索救出に全力をあげ、最善を尽くしたあとには、さまざまな申し入れをさせてもらいたい」と述べました。

面会を終えた原市長は記者団に対し「原因究明と安全対策の早期対応のお願いをした。また、来月からの田植えに向けて、水の安全の保証と万が一被害が出た場合の金銭的な補償について確認をした。その点については誠心誠意対応するという答えをいただいた」と話していました。

新闻录入:贯通日本语    责任编辑:贯通日本语 

发表评论】【加入收藏】【告诉好友】【打印此文】【关闭窗口

相关文章

日本文科省新任事务次官增子宏文上任 政府决定任命
安倍前首相遭枪击3周年 民众前往现场献花悼念
日本石破首相拟设新机构 推动外国人共生社会建设
参院选期日前投票截止6日 超202万人参与约占选民2%
静冈伊东市田久保市长涉嫌学历造假 表示辞职并计划再度参选
参议院选举初期战况:物价高涨对策成焦点 投票日7月20日
安倍原首相遇刺事件三周年 被告审判预计明年1月宣判
日本天皇皇后访问蒙古 参与欢迎仪式并悼念被扣日侨
天皇皇后今起访问蒙古 将慰问二战被俘日人亡灵
秋篠宫夫妻出席大阪关西万博日本日庆典活动
日本各府省国会答辩制作时间比去年延后一小时
日本再生党提倡优先投资教育 构建可持续社会
日本航空自卫队首次参加美军下月太平洋大规模联合训练
日本名古屋市长发布会中晕倒送医,疑因过度疲劳
日本冲绳石垣市长因不信任决议失职 50天内将举行市长选举
日本自民党森山干事长:参院选目标确保执政党过半数
日本令和新撰组高井干事长:参院选举力争增席 实现政策目标
驻日冲绳美军性暴力案件被判7年监禁 县警建立通报新机制
日本广岛知事计划7月视察哈萨克核试验场遗址
中谷防卫相与冲绳市町村长会谈 就不发弹爆炸事故致歉并承诺防范
令和新选组公布政纲:主张废除消费税 每人发10万日元
日本公明党都议选失守,三人落选终结九连胜
都议选自民党遭遇滑铁卢 执政党忧虑参院选形势 野党谋求扩大势力
日本东京都议选警视厅发37项警告 无品位损害内容
日韩建交60周年 持续改善关系成当务之急