○横浜4-3巨人●
横浜がサヨナラ勝ちで5連勝。2点を追う六回2死二、三塁で、多村の左翼への二塁打で同点に追いつき、九回に相川の右中間適時打で勝負を決めた。5番手のクルーンが3勝目。巨人は横浜のリリーフ陣に抑えられ、5連敗。
▽横浜・牛島監督 前半から中盤にかけて苦しかったが、リリーフ陣がしっかり抑えた。いい形で連勝できている。
▽巨人・堀内監督 上原は調子が悪かったね。途中から球の勢いが落ちてきたし、変化球も曲がらなくなっていた。
○…九回のサヨナラ劇の主役となった横浜の相川は「緊張する場面だったけど、なぜかリラックスして打席に立てた」と笑顔。2死一、二塁の場面で、カウント0-2からの久保の真ん中低めの145キロの直球をうまく右方向におっつける。打球は右中間へと転がった。思うような打撃ができずに悩み、10試合くらい前から多村のバットを借りて打席に立っている。「自分のバットではわからなかった“しなる”感じが、重くて長い多村のバットでわかるようになった」。殊勲の一打を放ち、チームを5連勝に導いたプロ11年目の29歳はドラフト同期生の多村に感謝していた。
毎日新聞 2005年9月18日 19時24分 (最終更新時間 9月18日 20時42分)