【ブルガス(ブルガリア)共同】サッカーの欧州連盟(UEFA)カップの1回戦第2戦は29日、当地などで行われ、中田英寿のボルトン(イングランド)はロコモティフ・プロブディフ(ブルガリア)に2-1で競り勝ち、2試合合計4-2でグループリーグ進出を決めた。
中田英は0-1の後半21分から交代で出場し、得点には絡まなかったが、逆転勝利に貢献した。
高原直泰のハンブルガーSV(ドイツ)はコペンハーゲン(デンマーク)を1-0で降し、合計2-1でグループリーグ進出。中田浩二のマルセイユ(フランス)はゲルミナル(ベルギー)と延長の末に0-0で引き分け、PK戦を4-1で制して勝ち進んだ。高原は後半27分から出場し、先発した中田浩は前半で退いた。
フェイエノールト(オランダ)の小野伸二はラピッド・ブカレスト(ルーマニア)戦にフル出場したが、0-1で敗れ、合計1-2で敗退した。
◇ヒデ途中出場、流れ変える
〇…中田英は2得点に直接は絡まなかったが、後半21分にピッチに立ってからボルトンの攻撃がかみ合いだした。後半に3選手を入れ替えたアラダイス監督は、真っ先に中田英の名を挙げ「後から入った選手が流れを変えてくれた。勝ち進めてほっとした」と話した。シャープな動きと冷静な配球でリズムを生み出した中田英も「後半はいいチャンスがあった。ナイスゲームだった」と満足そうだった。【共同】