スペースシャトル「ディスカバリー」乗組員で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一さん(40)が5日夕、成田空港から米国ヒューストンに向かった。
野口さんは先月23日に一時帰国。アイリーン・コリンズ船長(48)ら6人のクルーとともに、実家がある神奈川県茅ケ崎市などで帰国報告会を開いたり、小泉純一郎首相を表敬訪問したりと忙しい日々を送った。
野口さんは「宇宙飛行は待つだけの価値がある。(国際宇宙ステーションの)日本の実験棟『きぼう』の打ち上げを手伝いながら、気長に次の飛行に備えたい」と話し、居合わせた旅行者らに笑顔で手を振りながら搭乗した。【佐藤仁志】