いたずらをした生後1歳2カ月の長女を団地5階の自宅窓から投げ落としたとして、神奈川県警栄署は9日、横浜市栄区公田町、無職、土屋結子容疑者(31)を殺人未遂容疑で逮捕した。土屋容疑者は子育てに悩んでいたといい、「娘を殺した後、自殺しようと思った」と供述しているという。
調べでは、土屋容疑者は7日午後7時45分ごろ、テレビの電源を消すなどのいたずらをした長女をしかったが、長女が泣き止まなくなったため、自宅北側の和室窓から長女を地面に投げ落とした。窓から地面まで約12メートルあった。長女は頭などを打ち1カ月の重傷。
落とした後も長女の泣き声が聞こえたため、土屋容疑者は1階に降りて長女を抱えて部屋に戻り119番通報。入院先の病院の看護師に「私が落とした」と打ち明け、病院側が同署に通報した。土屋容疑者は事務員の夫(33)と3人暮らし。詳しい動機を調べている。【伊藤直孝】