ヤクルトの古田敦也監督(40)が22日、11月4日から始まる秋季キャンプ(松山)で野手陣に“管轄外”練習を課す方針を明かした。史上2人目の200安打を達成した青木宣親外野手(23)にも内野守備の練習をやらせる方針。古田監督は「どこでも守ってもらわないと。違うことをやってみるのは大切なこと。そこで飛躍のチャンス、ヒントをつかむ可能性もある」とユーティリティープレーヤーの育成が狙いであることを説明した。
練習内容についても「紅白戦は人数的に無理でも、実戦は入れたい」と、何らかの形で実戦形式の練習を導入する予定だ。「まずは見る、観察するということを大事にしたい」。29年ぶりのプレーイングマネジャー(選手兼任監督)は、秋季キャンプでは監督業に専念。来季に向けた戦力の底上げを図る。