文部科学省は25日、若手研究者の養成を目的に今年度から独創的な大学院教育を支援する事業「魅力ある大学院教育」イニシアチブで、147大学338件の申請のうち、45大学97件の教育プログラムが採択されたと発表した。国公私別では、国立が30大学78件で採択件数の8割を占め、公立は2大学3件、私立は13大学16件。1件当たり年間5000万円程度を上限に2年間補助金が交付される。
分野別の採択件数は人社系24大学35件(申請67大学100件)▽理工農系22大学43件(同86大学168件)▽医療系18大学19件(同55大学70件)。分野によって国公私の割合は異なり、理工農系では国立が約91%(39件)を占め、公・私立はそれぞれ約5%(2件)にとどまった。人社系は国立約69%(24件)、私立約31%(11件)、公立は0件だった。【長尾真輔】