TBSが携帯電話向け情報配信業のインデックスと共同出資会社を設立し、携帯電話やインターネット向けの番組配信事業を行うことが6日、明らかになった。TBSは楽天から経営統合を提案されているが、ネット、情報関連企業と提携し、独自のネット戦略を進めていることを理由に、楽天の統合案を拒否するものとみられる。
新会社は、地上波放送と、携帯電話向け地上デジタル放送やネット配信を連動させた新たな番組配信をする予定。資本金は数十億円を見込んでおり、フジテレビやスカイパーフェクト・コミュニケーションズにも出資を呼びかけるという。
TBSは、ネット物販のアマゾン・ジャパンと組み、地上デジタル放送画面からネット通販のサイトに入ることができる番組を流すほか、三井物産やレンタルビデオ大手のカルチュア・コンビニエンス・クラブともネット分野で提携している。
TBSは来月上旬までに楽天と統合協議入りの是非を決める予定。楽天への回答書に、こうしたネット戦略を盛り込む。【TBS問題取材班】