焼き肉チェーン「叙々苑」(東京都港区)が交雑種の混じった肉を「黒毛和牛」と表示して販売していたとして、農林水産省は28日、JAS法に基づき不適正表示の改善を指示した。
同省によると、叙々苑は04年11月~今月8日、店頭やインターネットで焼き肉セット「うまさ極上黒毛和牛」の名で2442セット(1540キロ)を販売したが、その中のもも肉422キロは交雑種などが混じっていた。一部はもも肉をロースと偽っていた。都の牛肉表示の確認検査で疑いが発覚し、農水省などが調査していた。叙々苑は首都圏を中心に43の直営店を展開している。【北川仁士】
毎日新聞 2007年3月29日 0時30分 (最終更新時間 3月29日 0時59分)