28日午後5時55分ごろ、横浜市瀬谷区阿久和南2の東海道新幹線下り線で、「動物の死骸(しがい)らしいものを発見した」と東京発広島行き「のぞみ67号」の運転士から総合指令所に連絡があった。確認したところ、人の遺体らしいと判明、110番した。
神奈川県警瀬谷署とJR東海の調べでは、同3時20分ごろに現場を通過した東京発新大阪行き「こだま547号」の床下から血痕が見つかった。遺体は損傷が激しく性別不明だが、線路脇の防音壁(高さ約2.4メートル)の外に靴がそろえて置かれており、自殺の可能性が強いとみられる。
この事故で、新横浜-小田原間で上下とも一時運転を見合わせ、計6本が最大20分遅れ、約4500人に影響が出た。【梅田麻衣子】
毎日新聞 2007年5月28日 23時00分 (最終更新時間 5月28日 23時02分)