おととし、東京・渋谷区にある東海大学附属東京病院で、医師が誤って男性患者の血管に空気を注入し、男性患者が意識不明となっていたことがわかりました。警視庁は業務上過失傷害の疑いで捜査しています。
おととしの10月、東海大学医学部付属東京病院で、心筋梗塞の治療を受けていた男性患者(当時60)が、カテーテルを使った血管の検査の後、血を止める処置を受けたところ、意識不明の状態になりました。
病院側の説明によりますと、担当医が止血器具に空気を入れるつもりが、誤ってカテーテルを通して血管に空気を注入してしまったということです。
男性患者はその後、寝たきりとなり、今年7月、肺炎で死亡しました。警視庁は業務上過失傷害の疑いで捜査するとともに、事故と死亡との因果関係について調べています。