日本竹中工务店、竹中土木、东亚建设工业和安藤建设4家公司日前联合开发成功了可将港口与河流底部的淤泥中积存的高浓度二恶英类物质进行无毒处理的技术—“TATT施工法”。
“TATT施工法”使用陶瓷炉作为分解二恶英类有害物质的处理设备,采用的是“低温还原热分解法”。先在处理设备中注入氮气以维持低氧低压状态,然后利用600℃左右的低温加热去除二恶英。
4家公司利用实物设备通过改变不同的处理时间进行了试验。在去年的试验中,将二恶英类有害物质浓度为8800pg-TEQ/g的沉积物降低到了日本国家环保标准——150pg-TEQ/g以下,从而证实了这项技术的净化效果。在今年的试验中,进一步改进了处理工艺,经过60分钟的处理就将有害物质尝试为1500pg-TEQ/g的土壤,分解并净化到了0.03pg-TEQ/g以下,确保了99.998%以上的清除率。
处理设备由将处理物颗粒全部处理成小姆指以下的颗粒生成装置,干燥土壤的干燥机、分解二恶英类有害物质的低温还原热分解装置、氮气供应装置和排气处理装置组成。这些处理设备均可拆解、组装,搬运到需要处理二恶英类有害物质的地方。另外,还可通过追加处理设备单元,提高处理能力。因为不需要昂贵的脱氧药剂,所以成本较低。
今后,4家公司准备以港口与河流的底部淤泥和受严重污染的土壤为对象,普及“TATT施工法”。并且还准备通过改进加热装置,大幅增加土壤处理量,以便进一步降低成本。 |
竹中工務店、竹中土木、東亜建設工業、安藤建設の4社は共同で、港湾、河川の底質に蓄積した高濃度ダイオキシン類を無害化する技術「タット工法」を開発した。
「タット工法」は、ダイオキシン類を分解する処理装置にセラミック製の炉を使い、「低温還元熱分解法」という方法を採用する。処理装置内を窒素で充填させて低酸素低圧状態に維持し、600℃前後という比較的低温の加熱によってダイオキシン類を除去する。
4社は、実証機で処理時間を数段階に変化させた実験を実施。昨年の実験では、8800pg-TEQ/gの底質を、国の環境基準である150pg-TEQ/g以下に低減し、浄化効果を確認した。さらに今年の実験では処理プロセスの改良を図り、1500pg-TEQ/gの土壌を、60分間の処理時間で0.03pg-TEQ/g以下まで分解・除去処理し、除去率99.998%以上を確保した。
処理設備は、粒子を小指大以下に揃える造粒装置、土を乾燥させる乾燥機、ダイオキシン類を分解する低温還元熱分解装置、窒素ガス供給装置、排ガス処理装置から構成される。これらの処理設備は分解・組み立てが可能で、ダイオキシン類を処理する場所まで運搬できる。また、処理装置ユニットの追加により、処理能力を向上することもできる。脱酸素のための高価な薬剤なども不要なため、低コストで済む。
今後、4社は港湾、河川の底質、また高濃度に汚染された土壌を対象として、「タット工法」を普及させたい考え。加熱装置本体を改良し、処理土量を大幅に増やすことで、さらなるコストダウンを図る(日経エコロジー編集)。 |