NTT DoCoMo于2004年12月17日宣布,当以步行速度移动时下行最高无线传输速度实现1Gbit/秒。此次采用被称为“VSF-Spread OFDM”的无线通信方式并组合收发各使用4个天线实现多路信号空间复用的多入多出(MIMO,multiple input multiple output)技术,从而实现了相当于现有FOMA服务的2600倍以上的高速无线传输。接收方除采用被称为“最优判定法”的信号分离方式外还应用NTT DoCoMo自主开发的分离方式,从而大幅减少与MIMO相关的运算量。
该公司在此之前实施的实验中,下行传输采用了被称为“VSF-OFCDM”(variable spreading factor, orthogonal frequency and code division multiplexing)的无线访问方式。2004春在以时速30km速度行驶的车辆进行的实验中实现最高下行速度约300Mbit/秒及平均约135Mbit/秒的数据传输速度。以往的VSF-OFCDM中采用码分技术使多个用户共享同一频带,而此次的VSF-Spread OFDM则采用时分复用技术实现共享。NTT DoCoMo考虑根据移动速度分别使用两种方式。
上行传输采用DS-CDMA(direct spread code division multiple access)技术。下行频带使用中心频率为4.635GHz的100MHz,上行频带使用中心频率为4.9GHz的30MHz。 |
NTTドコモは2004年12月17日,歩行速度程度の移動時において下り方向で最大1Gビット/秒の無線アクセス伝送に成功したと発表した。今回採用した無線通信方式は,「VSF-Spread OFDM」と呼ぶ方式である。これに,送受信それぞれ4本のアンテナを使って複数の信号を空間多重するMIMO(multiple input multiple output)技術を組み合わせることにより,既存のFOMAサービスの2600倍以上という高速無線伝送を可能にした。受信側では「最尤(さいゆう)判定法」と呼ぶ信号分離方式に加えてNTTドコモ独自の分離方式を適用し,MIMOに関わる演算量を大幅に削減したとする。
同社がこれまで行っていた実験では,下り方向について「VSF-OFCDM」(variable spreading factor, orthogonal frequency and code division multiplexing)と呼ぶ無線アクセス方式を採用していた。2004 春には,時速30kmで走行する車で,下り最大約300Mビット/秒,平均でも約135Mビット/秒のデータ伝送速度が得られたとする実験結果を報告していた。従来のVSF-OFCDMでは主に符号多重を使って複数のユーザーが同一周波数帯を共有するのに対して,今回のVSF-Spread OFDMでは主に時分割多重を使って共有する。NTTドコモによると, VSF-OFCDMに改良を加えた後継版がVSF-Spread OFDM という位置づけであり,VSF-Spread OFDM は低速移動時だけでなく高速移動時にも適用できるという。
上り方式は,以前の実験ではDS-CDMA(direct spread code division multiple access)を使っていたが,方式を見直すなどして300Mビット/秒を目指す予定にしている。利用周波数は明らかにしていないが「5GHz~6GHz以下」(同社)という。 |