米国の衛星ラジオ、XMサテライト・ラジオは7日(米国時間)、ハリケーン災害情報専門のチャンネル「赤十字ラジオ」を新設した。同社は約150チャンネルの有料放送を行っているが、急きょチャンネルを追加し、24時間放送を実施する。地上波ならばラジオ局の開局に相当するため、多チャンネルの強みを生かした画期的な試みだ。
チャンネル番号は248で、アメリカ赤十字社からの連絡やボランティア募集情報などを発信し続ける。同社は米国では最大手で、受信者数は約440万人。月額12.95ドルの有料放送だが、援助関係者や避難所には受信機を寄贈する。赤十字は現場の職員への情報伝達にも活用する。
XMは昨年のハリケーン災害の後に、災害情報専門のチャンネル「XMエマージェンシー・アラート」を開設済み。こちらは主に行政機関からの情報を伝えている。【南優人/Infostand】
XMサテライト・ラジオ
http://www.xmradio.com/