ウラジロナナカマドの赤とハイマツの緑がコントラスを描く斜面(後方はトムラウシ山)=大雪山系の高根ヶ原付近上空で、本社チャーター機から田村隆写す
北海道の屋根・大雪山系は紅葉シーズンを迎えた。旭岳(2290メートル)やトムラウシ山(2141メートル)の頂上付近ではナナカマドやウラシマツツジ、ダケカンバなどの木々が赤や黄に色づき始め、万年雪やハイマツの緑と鮮やかなコントラストを描いている。
日本一早い紅葉を見ようと、旭岳、黒岳(1984メートル)の各ロープウエー乗り場は登山者やハイカーが多数訪れている。今秋は気温が高めに推移していることから1週間ほど紅葉が遅れており、大雪高原山荘(上川管内上川町層雲峡)の中村清一郎支配人(54)は「山麓では今月末ごろが見ごろになりそう」と話している。【坂本智尚】