女優の木村佳乃(29)がヒロインを演じた映画「蝉しぐれ」のプレミアが21日、韓国・ソウル市内で行われた。1100人を収容できる会場前に赤じゅうたんを敷きつめた華やかな演出。着物姿で登場した木村は「韓国で見てもらえるなんて感謝とうれしさでいっぱい」と感激しきり。
木村が日韓共同訪問年の広報大使を務めている関係で、韓国政府など公的機関が後援して開催する初の試写会。日本での公開(10月1日)を前に韓国で披露されるのは日本映画史上初。ドラマ「冬のソナタ」に出演した女優パク・ソルミ(27)らも駆けつけた。
上映後、文化功労賞を贈られた木村は「韓国の作品に出て、ソル・ギョングさんやユ・ジテさんと共演したい」と韓国進出を熱望。黒土三男監督(58)も「愛する2人の女優、木村佳乃と(“猟奇的な彼女”の)チョン・ジヒョンを使って日韓ボーダーレスな作品を撮りたいね」と意欲を見せた。
スポーツニッポン 2005年9月22日