◆ドラマ特別企画「赤い運命~第一話」(TBS=後9・0)
◇運命のいたずらに耐える少女
山口百恵がヒロインを演じ、今や伝説ともなった連続ドラマ群「赤いシリーズ」の復活制作第2弾。29年ぶりとなる平成版のヒロインは綾瀬はるか。3夜連続放送。
昭和34年の伊勢湾台風の際、検事(榎木孝明)の妻(紺野美沙子)は、生まれたばかりの女児とともに行方不明になる。17年後、孤児院で火災が発生。孤児として育った17歳の2人の少女(綾瀬はるか、佐藤千亜妃)の身元を示す証拠品がすり替わってしまう。やがて2人の父、検事と殺人罪の刑期を終えたばかりの男(船越英一郎)が引き取りにきて、すり替わったままの生活が始まる……。韓国ドラマに影響を与えたというが、見る者を引っ張り、親子のきずなの大切さを訴える筋立てはさすが。(谷)