格安の固定電話サービスなどを手がける平成電電(東京都渋谷区)は3日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約1200億円。同社の通信サービスは同日以降も平常通り提供される。
同社は90年7月設立され、最近は主にインターネット接続、ADSL(非対称デジタル加入者線)、固定電話を全国で提供している。03年7月には、通信大手に先駆けて多額の投資を行ってNTT東西会社の通信網を使わない「直収電話サービス」事業を始めたが、日本テレコムやKDDIの参入もあり、計画した契約数を得ることができず、収益が低迷した。【岩崎誠】
平成電電
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