テニスのAIGジャパンオープン第3日は5日、東京・有明コロシアムで女子シングルス1回戦などを行い、女子は、第2シードのニコル・バイディソバ(チェコ)が森上亜希子(ミキハウス)をフルセットの末破り、2回戦に進出。浅越しのぶ(NEC)は2回戦で、予選勝ち上がりのソフィア・アルビドソン(スウェーデン)にフルセットで敗れた。男子は、第1シードで全仏オープン準優勝のマリアノ・プエルタ(アルゼンチン)が2回戦に出場し、ストレート勝ちした。
また、男女ダブルス1回戦などは、雨のため6日以降に順延された。
◇バイディソバ、あわてぬ16歳
第1セットを失っても、バイディソバはあわてなかった。深いストロークを左右に散らし、森上を丹念に揺さぶった。「ボールを強く打ち、相手を走らせることを考えた。試合をコントロールできたと思う」。16歳は、どこまでも落ち着き払っていた。
181センチの長身を生かしたサーブに、打点の高いストロークが武器。この日もサービスエース11本。4-1で迎えた第3セット第6ゲームに3本も決め、観衆をわかせた。【村田隆和】
………………………………………………………………………………………………………
▽女子シングルス1回戦
バイディソバ(チェコ) 4-6、6-1、6-1 森上(ミキハウス)
▽同2回戦
アルビドソン(スウェーデン) 2-6、6-3、6-4 浅越(NEC)
▽男子シングルス2回戦
パラドーン(タイ) 6-1、6-4 寺地(ミズノ)