シマンテックは7日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」のシステムを標的とするウイルスを初めて特定したと発表した。ウイルスは、「トロイの木馬」型で、「Tojan PSPBrick」と名付けられた。危険度は最低の1に分類、現在のところ感染例は確認されていないという。
PSPは通常、SCEの許可のないゲームは作動しないが、インターネット上に無許可のゲームを実行するツールが出回っている。ウイルスは、このツールになりすまし、誤ってインストールすると、PSP内のシステムファイルを削除し、操作できなくなる。【河村成浩】
シマンテック
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