日本の国際緊急援助隊が10日、パキスタン北部の被災地に入り、11日から本格的な救助活動を開始します。
消防庁や警察庁の職員らでつくる国際緊急援助隊の救助チーム49人は、10日、イスラマバードの空軍基地からパキスタン軍のヘリコプターを使って、北部の被災地へ飛び立ちました。
ヘリコプターの下に広がっているのは、村があったところですが、ほとんどの建物が全壊しています。村ごと土砂に流されてしまったように見えます。
崩れた建物の横では、住民がテントをはって避難しています。かなりの数の住民が家を失って避難生活を強いられているものと見られます。
住民たちが大きく手を振って出迎えています。この町はこれまで救助が全く来ていなかったということで、日本のレスキュー隊に大きな期待がかかっています。
救助隊は被災地にテントを設営した後、11日から本格的な救助活動を始める予定で、時間との戦いの中で、1人でも多くの人命を助け出したいとしています。