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紀宮さま結婚式:神前で白いロングドレス 披露宴は和服

作者:未知  来源:每日新闻   更新:2005-11-8 4:27:00  点击:  切换到繁體中文

 

紀宮さま(36)と東京都職員、黒田慶樹(よしき)さん(40)の結婚式が15日に行われる。天皇家から民間に嫁がれるのは60年3月、昭和天皇の五女、島津貴子さん(66)以来。45年前との違いは?【遠山和彦】

 ■披露宴

 ベージュのカクテルドレス、真珠のネックレスにイヤリングの貴子さん。隣の島津久永さん(71)はモーニングだ。シャンパンが抜かれると、二人は立ち上がって、背丈より大きなケーキにナイフを入れた。パイプオルガンによる結婚行進曲が流れる。

 今も毎日映画社に残る約1時間のモノクロ映像の一こまだ。島津さん夫妻は、東京都港区内に当時あった皇族方が利用する施設で式、その後東京都千代田区内にある一般の宴会施設で披露宴を行い、式と披露宴の間にそろって記者会見した。

 紀宮さまの場合、式や披露宴、記者会見はすべて帝国ホテルで開催される。貴子さんの時には当時の伊勢神宮大宮司夫妻が仲人を務めたが、今回はお二人の意向で仲人を立てない。貴子さんの披露宴には両親である昭和天皇、香淳皇后の姿はなかったが、紀宮さまの披露宴には天皇、皇后両陛下も出席する。

 招待客は約130人。123人が出席した貴子さんの時とほぼ同じだ。黒田さん側の来賓の一人、石原慎太郎都知事が祝辞を述べる。

 披露宴は2部形式で、前半ではホテルが用意したフランス料理が出る。島津さん夫妻は皇族方とともに金びょうぶの前に並んだが、紀宮さまと黒田さんはびょうぶのない正面に座った後、天皇、皇后両陛下と同じメーンテーブルに移る。後半は別室で、コーヒー、紅茶などのソフトドリンクを携えての立食式。皇室ではよくあるスタイルだ。

 紀宮さまは、披露宴に皇后さまが身につけたことのある和服を借りて臨む。皇后さまと紀宮さまは服の好みも似ているといい、親子で相談して「晴れの日」の衣装を選んだ。45年前と同じくシャンパンで乾杯するが、ケーキカットはない。紀宮さまの側近は「既存の考え方にとらわれず、お二人なりのスタイルを選ばれた」と語る。

 結婚情報誌「ゼクシィ」の竹本英高首都圏版編集長は「仲人を立てないことや、披露宴で新郎新婦が金びょうぶの前でなく、招待客と同じテーブルで親しくもてなすのは現代のスタイルだ。ただ、ケーキカットはあるのが普通で、お二人は現代風にこだわりながらも『自分らしさ』を求めていることが分かる」と話す。

 ■結婚式

 披露宴に先立って行われる神前結婚式に、紀宮さまは白いロングドレスで臨む。貴子さんが式は和服、披露宴はドレスだったのとは逆の衣装だが、側近は「宮さまは神社への参拝を洋装で行われることもある。今の時代、違和感はないと思う」と説明する。

 ホテルの一室に祭壇を設け、両陛下をはじめ皇族、元皇族、親族数十人が参列。斎主は「天皇陛下のご意向で」(宮内庁幹部)伊勢神宮大宮司の北白川道久氏が務める。

 「夫婦相和し、相助け、苦楽をともにし、終生かわることなし。島津久永、妻貴子」。45年前、島津さんは神前で誓詞を読み、貴子さんとともに玉ぐしをささげて拝礼した。紀宮さまと黒田さんは式で指輪の交換をしない。誓いの言葉についても「斎主が決めるが、お二人の意向を反映したものになりそうだ」(側近)という。


 

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