ソフトバンクの城島健司捕手(29)は、各球団との交渉解禁前の7日、家族とともに渡米した。西海岸を中心に視察する。マリナーズやメッツなど複数の球団が関心を示している。22日に予定されているソフトバンクの球団納会までには帰国する。
大リーグではカリフォルニア州でゼネラルマネジャー(GM)会議が開かれており、城島と球団側の具体的交渉が行われるかどうかは不明。城島には、正捕手不在のマリナーズ、ドジャースのほか、マイク・ピアザの後釜として狙うメッツ、正捕手がFA宣言しているパドレスが獲得を検討している。ただ、大リーグの大物捕手もFA宣言しているため、城島との交渉は時間がかかりそうだ。
城島は「正捕手で契約してくれる球団」のほかに、家族の生活環境も大リーグ移籍の条件に挙げる。今回の渡米は主に生活面での視察と見られる。【百留康隆】