TBSの平本和生常務は17日の決算会見で、楽天との業務提携について「6月中には何か方向性を出したい」と述べ、6月末まで延長した交渉期限内に、具体的な提携内容をまとめる意向を示した。
平本常務は、現場レベルで提携の具体案を10件以上まとめていることを明らかにし、「やることに意味があるのではないので、収益が上がるビジネスモデルを探す」と、提携に前向きな姿勢を示した。
ただ、TBSは「業務提携と資本はワンセットだ」(幹部)とし、楽天が持つTBS株の保有比率引き下げが業務提携の前提になるとの考えが根強いため、交渉はなお曲折も予想される。