国の赤字財政の建て直しに向けた歳出削減策などを話し合う政府・与党の協議会が初めての会議を開き、本格的な調整を始めました。
政府・与党の「財政・経済一体改革会議」は、政府と自民党がそれぞれ検討している歳出の削減案をすり合わせるために設置されたもので、経済関係の閣僚や党幹部らが出席しました。
この中で小泉総理大臣は「与党は『歳出を増やせ』と言うのが通例だったが、この数年は歳出を削減して経済成長を遂げてきた」とこれまでの取り組みの成果を強調しました。
政府・与党は6月中の取りまとめに向けて公共事業費や社会保障関係など総額で10兆円の歳出削減を目指しますが、分野ごとの削減額をめぐる調整は難航しそうです。(22日11:05)