秋田県藤里町の町立藤里小1年米山豪憲(ごうけん)君(7)が殺害された事件後、同小では、車で児童を送迎する保護者が増え、通学路を歩いて集団登下校する児童はほとんどいなくなった。
週明けの22日も、校門前には児童を乗せた車が列をなし、車の窓越しに「行って来ます」とあいさつを交わす姿が見られた。
児童は午前7時過ぎから登校し始め、校門前には、登校時間の午前8時5分まで、保護者のマイカーがせわしなく出入りし、町のボランティアが交通整理を行った。玄関前では、工藤文雄校長や教諭も児童を出迎えた。同小では事件後、児童の安全確保のため集団登下校を中止し、保護者に送迎を依頼した。全児童150人のうち、ほとんどの保護者が車を使っており、徒歩で登校する児童はわずか数人という。