秋田県藤里町の小学1年生、米山豪憲君が殺害されてから24日で1週間です。捜査本部が犯人の絞り込みを進める一方で、地域の不安は消えていません。
事件から1週間。決め手こそないものの、捜査は犯人の残した痕跡からじっくりと進んでいる印象です。
捜査本部はこれまでに3000台の車の検問と、570軒の聞き込みを行い、不審車両の情報を得ています。軽自動車など十数台、色も白や黒、紺など4、5色と幅がありますが、所在の確認など車両の絞り込みを進めています。
また、現場付近のタイヤ痕や運動靴などの足跡の鑑定を急ぎ、遺留品からも犯人の特定を進めています。
一方、豪憲君の通っていた小学校では、腹痛や寝付けないなどの症状を訴える子供たちがいて、専門のカウンセラーが対応に当たっています。
「子供を守ることに最大の努力を考えながらしていかなければならないと思っています」(藤里町・古川弘昭教育長)
「怖いので、あまり外にも出て歩けないんですけど」(地元の人)
のどかな田舎に元気な子供たちの声はいつ戻るのか。地域では保護者がつきっきりで子供の送り迎えをするなど、厳戒態勢が続いています。(24日11:34)