小惑星「イトカワ」の岩石採取を試みた探査機「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は31日、イオンエンジンの起動試験に成功したと発表した。加速は良好で、順調にいけば年明けにイオンエンジンを起動させ地球に向けて出発。2010年6月の帰還を目指すという。
四つのイオンエンジンのうち二つのエンジンで試験を実施。JAXAの川口淳一郎・宇宙科学研究本部教授は「エンジンが2台あれば帰りの飛行は可能だ」と話している。
毎日新聞 2006年5月31日 19時07分
探査機はやぶさ:イオンエンジン起動試験に成功--JAXA探査機はやぶさ:着陸失敗、イトカワへあと10メートル… 25日を目標に再挑戦探査機はやぶさ:小惑星イトカワの岩石採取へ、降下欧州初の月探査機が周回軌道に到達