サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会は18日午後9時(日本時間19日午前4時)、ライプチヒで1次リーグG組のフランス-韓国戦が行われ、1-1で引き分けた。2試合を終えてフランスは2分け、韓国は1勝1分け。アンリの得点で先制したフランスは、試合終盤に朴智星に得点を許した。
フランスは前半9分、ビルトルドのシュートのこぼれを拾ったアンリが冷静に決め、前回大会から続いていたW杯での無得点試合を5試合目にしてようやく止めた。守備では、ビエラ、マケレレの両ボランチが中盤で球際の強さを生かしてボールを奪い、DF陣も安定した対応で韓国に付け入る隙を与えなかった。
後半も、フランスは鉄壁の守備で韓国の攻撃陣を封じたが、攻撃陣は連係プレーに苦慮。中盤を支配しながらほとんど好機を作れず、試合は互いにシュートが出ないこう着した状態が続いた。
局面を打開したい韓国は、初戦で勝利に貢献した安貞桓らを後半20分過ぎから投入。攻撃の活性化を図ると、同36分、右サイドからのクロスボールの折り返しを朴智星が決め、わずかな決定機を生かして同点に持ち込んだ。【デジタルメディア局】
毎日新聞 2006年6月19日 5時54分 (最終更新時間 6月19日 8時53分)