1日午後4時25分ごろ、大阪市中央区難波1のレジャービル(地上6階、地下3階)3階のキャバレー「サン」の男性客から「店内にいる人がのどの痛みを訴えている」と119番があった。同市消防局の救急隊員が駆け付けたところ、男性客と従業員計約20人がのどの痛みなどを訴え、うち客2人と女性従業員1人が病院で手当てを受けた。いずれも軽症。大阪府警南署はスプレーのようなものがまかれた可能性があるとみて、傷害容疑で捜査している。
調べでは、店は当時、営業中で客約60人を含め計140人がいた。のどの痛みを訴えた約20人は店の中央付近におり、「突然、痛くなったが、刺激臭はしなかった」と話しているという。
現場は、ミナミの千日前通に面した繁華街の一角。消防車や救急車が駆け付け、一時騒然となった。【田辺一城】
毎日新聞 2006年7月1日 22時55分