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安倍官房長官:経団連会長に「再チャレンジ」協力要請

 
日本経団連との懇談会であいさつする安倍官房長官(左)=官邸で31日午前8時15分、森田剛史写す

 安倍晋三官房長官は31日午前、日本経団連の御手洗冨士夫会長らと首相官邸で会談し、フリーターの採用や出産した女性の再雇用、非正規社員の厚生年金加入拡大などについて経団連の協力を要請した。安倍氏が進める再チャレンジ可能な社会づくりの一環。

 安倍氏は「チャンスのある多様な社会は、眠っている人材を生かし、日本経済が成長するうえでプラスになる」と強調。御手洗氏は「全く思いを共有している。そのためには一人ひとりが能力を十分発揮できる制度を作らなければならない」と応じた。

 ただ、御手洗氏は再チャレンジ可能な労働環境について「成果に軸足を置いた職務給に移行する必要がある。そうすることで流動性が生まれチャンスも増える」と指摘し、人事・評価制度での成果主義を進める必要があるとの認識を示した。【犬飼直幸】

毎日新聞 2006年7月31日

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