世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦で、亀田興毅選手(協栄)に敗れたフアン・ランダエタ選手の母国、ベネズエラの国営通信は2日、「日本の観客たちも勝者はランダエタだと思った。審判たちの判断は非難されている」と指摘、判定を批判的に報じた。
同通信のホームページがスポーツニュースのトップ扱いで伝えた記事は、序盤からダウンを奪うなど「豊富な経験を持つランダエタ選手は終始攻撃的で、終盤では(亀田選手を)圧倒した」と高く評価。判定で敗北を告げられると、ランダエタ選手が不満を表明したと伝えた。
このほか同国の主要メディアの電子版は軒並み、東京発で「疑惑を呼ぶ判定」「物議を醸す勝利」などの見出しで試合を報じたAP通信などの記事を掲載した。(リオデジャネイロ共同)
毎日新聞 2006年8月3日