政府は14日午前8時半、首都圏の広範囲での停電を受け、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。野田健内閣危機管理監を中心に経済産業省、警察庁、消防庁などから情報を収集している。
小泉純一郎首相には連絡室設置と同時に秘書官が状況を報告、首相は「しっかり対応するように」と指示した。また、安倍晋三官房長官は同8時40分、連絡室を通じ原因究明と早期復旧を関係省庁に指示した。
首相官邸には二橋正弘官房副長官らが入り連絡調整しており、首相は首相公邸で待機。官房長官も東京都内で連絡を受けている。
◇東電に報告求める…経産省
経済産業省は14日午前、首都圏で大規模停電が発生したことを受けて、原子力安全・保安院長を本部長とする対策本部を設置し、東京電力に事故の原因や対応策などについて早期に情報収集して報告するよう指示した。
毎日新聞 2006年8月14日