【タシケント山下修毅】小泉純一郎首相は29日午後(日本時間同日夕)、ウズベキスタンの首都タシケントで記者団に、加藤紘一元自民党幹事長の実家放火事件の容疑者逮捕について「気にくわないことを他人が言ったから(といって)それについて暴力的な行為をするのは許されることじゃない。言論の自由を認める社会では、なされることじゃない」と事件を批判した。背景については「詳しいことは分からない」と述べた。
一方で、事件に対する初めてのコメントが、発生から2週間目の28日と遅れたことについては「靖国の問題も聞かれないと答えない。この問題も聞かれなかったから答えなかった」と語った。
毎日新聞 2006年8月29日