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加藤議員実家放火:「右翼として認められる」容疑者が供述

    山形県鶴岡市の自民党元幹事長、加藤紘一衆院議員(67)の実家と事務所が放火された事件で、県警鶴岡署に逮捕された右翼団体幹部、堀米正広容疑者(65)が「加藤氏の実家に放火すれば右翼として認められると思った」との趣旨の供述をしていることが分かった。加藤氏の靖国神社に関する発言に反発を感じていたとの趣旨の供述もしており、さらに詳しい動機を追及する。

 調べでは、堀米容疑者は8月15日午後5時40分ごろ、加藤氏の木造2階建ての実家1階の無施錠の玄関から侵入し、室内にガソリンをまいて火をつけ、実家と棟続きの事務所計約377平方メートルを全焼させた疑い。事件後、持参した包丁で割腹自殺を図った。

 同署は、堀米容疑者が小泉純一郎首相の靖国神社参拝を批判していた加藤氏に反感を抱いていたとみる一方、借金で生活に苦しんでいたともみて慎重に調べている。【大久保渉】

毎日新聞 2006年9月1日 

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