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岐阜県高山市奥飛騨温泉郷の北アルプス奥穂高岳(3190メートル)で、7日夕から吹雪のため動けなくなっていた男女4人のうち3人が9日午前6時10分ごろ、岐阜県警のヘリコプターに発見され、約38時間ぶりに救助された。ビバーク中に約2メートル下の岩場に転落した千葉市緑区おゆみ野、教員、山田暁(さとる)さん(58)は遺体で収容された。死因は凍死。
救助された3人は東京都清瀬市清戸、会社員、柳沢高志さん(55)と妻悦子さん(48)、東京都北区赤羽台、病院職員、是永(これなが)邦子さん(49)。県警高山署によると、3人は高山市内の病院に搬送されたが、いずれも手足に軽い凍傷と脱水症状で全治約1週間という。 調べや柳沢さんの話では、4人はテントを持っていなかったが、防寒着を備えており、岩陰で固まるようにして救助を待った。リーダーだった山田さんはビバーク中に眠り込み、ずり落ちるように岩場に転落し、動かなくなったという。【奈良正臣】 毎日新聞 2006年10月10日 |
山岳遭難:3人を救助、男性の遺体収容 奥穂高岳
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