宮崎県議会は18日、各派代表者会議を開き「県幹部が逮捕されるなど政治的責任は重い」として安藤忠恕知事に辞職を要求する方針を固めた。20日に各会派合同で知事に口頭で辞職を要求し、応じなければ22日開会の11月定例会の冒頭に、不信任決議案を提案する。
会議には最大会派の自民など4会派が出席。自民は党議に諮るため結論を保留したが、派内に異論はない模様だ。不信任決議は出席議員の4分の3以上の同意で可決。知事は10日以内に議会を解散しなければ、失職する。
会議後、坂元裕一議長(自民)は「『開かれた県政』などの公約を掲げていた知事への県民の信頼は完全に失墜した。議会として解散も覚悟している」と述べた。【中尾祐児】
毎日新聞 2006年11月18日