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不二家:札幌工場が改善報告書提出 桜井社長改めて謝罪

 不二家札幌工場(札幌市豊平区)が製造した洋生菓子から国の基準を超える細菌が検出された問題で、桜井康文・同社長らが19日、札幌市保健所を訪れ、同工場の改善報告書を提出した。桜井社長は「市民の皆様とお子様方、関連行政の皆様に多大な迷惑をおかけしたことを、深くおわび申し上げます」と謝罪した。

 報告書では、同保健所から指摘を受けた細菌検査体制不備の改善点を明示。検査に失敗したサンプルの細菌数を「無限」と記入するなどした検査方法を国の基準に沿うよう改め、従業員の衛生教育を強化する。桜井社長は報道陣の取材に「ペコちゃんを好んだお子さんにかけた迷惑を考えると心が痛い」と話した。

 同市保健所の後藤京子所長は「報告書の内容を精査し、必要に応じて立ち入り調査して行く。安全な製品づくりに尽力してほしい」と話した。

 桜井社長は同日午後、市内でフランチャイズ店経営者向けの説明会に出席したあと、同市役所で上田文雄札幌市長に謝罪する。【鈴木勝一】

毎日新聞 2007年2月19日 15時05分 (最終更新時間 2月19日 15時13分)

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