マリナーズの城島がピッチを上げてきた。「これまで我慢していたのを少し緩めた感じ」。紅白戦を翌日に控えた26日のフリー打撃は、左方向への大きな当たりが目立った。今キャンプで初めて、思い切り引っ張るスイングを解禁したという。
キャンプ序盤は意図的に右方向への打球を増やした。「打球にきちんと下半身の力が乗っているかどうか」を確かめつつ、打球方向を少しずつ中堅へ変える。「右に打てれば自然と左にも打てるようになるから」。実戦直前でのフルスイングで仕上げるというわけだ。立て続けに飛び出した5本のさく越えの打球から好感触が伝わってきた。
昨年は日本選手の1年目では最多となる18本塁打を放ちながらも「まだまだ打てる」と城島。ここまでのところ、2年目の調整は順調に進んでいる。(共同)
毎日新聞 2007年2月27日 18時15分