インターネット接続サービス「OCN」などを展開するNTTコミュニケーションズ(NTTコム)は、インターネットやパソコンの使い方について質問を受け付けるコールセンターの在宅スタッフとして、団塊の世代(1947~49年生まれ)の人を採用する。今後2年間で1400人を採用し、09年3月までに在宅スタッフ数を現在の約2倍の3000人に増やす。
今年から団塊世代が一斉に定年退職するため、自宅でインターネットを利用する人が増えるとみられる。コールセンターへの問い合わせも増加が予想されるため、同世代が問い合わせに応じる態勢を整える。現在の在宅スタッフは30~40代の主婦層が中心だが「人生経験豊かな団塊世代は、インターネット初心者に丁寧な説明をしてくれるだろう」(NTTコム)と期待している。
退職後の団塊世代向け就職情報サイト「団塊ジョブドットコム」(www.dankaijob.com/)の会員に対して募集をかける。会員に、NTTコムのインターネット検定「.com Master(ドットコムマスター)」資格を取得してもらった上で、コールセンター業務の研修をして在宅スタッフに起用する。研修費や登録費などに5万3550円がかかる。【工藤昭久】
団塊ジョブドットコム
http://www.dankaijob.com/
2007年3月13日